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2016年12月5日月曜日

【詳報】福岡国際マラソン

4回目の福岡国際マラソンを振り返ります。
(長文注意)

■起床~朝食
前日は23時前に就寝。
福岡は12時10分スタートなのでとても余裕があります。
一度、夜中にトイレに行ってからもう一度眠り、7時前に自然に起床。
7時過ぎまでベッドの中にいました。
着替えてから7時半過ぎに朝食へ。
自分の泊まっているホテルの朝食は洋食のみ。
歩いて2、3分のところにある提携ホテルの方に行って和食の朝食を食べに行きました。

朝食は油ものを避けて摂取。
消化に悪いかなとも思いつつワカメを味噌汁にたっぷり入れてしまいました。
ご飯はお替わりせずにやや多めの1杯のみ。
食後に部屋に戻り、ランパンに履き替えて出発の準備。
その後、ゆっくりとしてから9時50分頃にホテルを出発。
雨が降っており、傘を差しながら歩いて平和台競技場に向かいました。

■現地にて

到着後、競技場のゲートのところで写真を撮ってもらってから、控室へ。
参加標準記録が上がって参加人数が少ないためプレハブは少なめ。
しかも雨が降っており、出歩く人も少なめでした。
競技場内に行ってゴール地点を確認します。



雨の中で着替えるのが嫌なので、控室でユニフォームに着替えてから、ロングTシャツやロングタイツ、ウィンドブレーカーを上に着ました。
控室でゆっくりとコール時間まで待ちます。
Bグループは大濠公園のスタート地点をゼッケンについたICタグを装着して通過すれば第一次コールが完了です。

雨が降っているので、11時20分過ぎになってから傘を差しながら歩いてスタート地点へ。
11時半からアップを開始。
心拍数を上げるため速めのjog。
筋肉は大丈夫ですが、左臀部の芯に微かな張り。
多分、全力走に近い流しを入れると終わると思い、軽めの流しを後半に2本入れてアップを終了しました。

その後、体操を軽めにしてシューズを履き替え。
トイレに行ってから10分前に荷物を預けて第二次コールのためスタート地点へ。
スタート位置は3列目の中央。
福岡国際マラソンのスタート位置はゼッケン順。
出場資格のタイム順です。

スタート直前に『序盤に脚を使わないように気をつけること』と自分に言い聞かせます。

■レース概況

start~5㎞ 17′10″

12時10分にスタート。
スタート地点では小降り。
前にいるランナーは自分より速いランナーでしかも3列目。
全然ストレスなくスタートできました。
2~3人が猛烈な勢いで飛び出していきますが、序盤からかなり前の位置で走れます。
2~3くらい歳上の松原さんを見つけて後方に着けます。
松原さんは去年までAグループランナーの実力者です。

1kmの通過は3分21~2秒くらい。
ちょっと速いかなとも思いつつ、競技場から出てきたAグループと合流。
安定したペースを刻む実力者の田野さん(23分台)を少し前に発見。
この集団でついていくことに決めます。
松原さんが『少し暑いですね』と声をかけてきます。
少しペースが速いかなと思っている間に田野さんの集団に離され5kmを通過。

5㎞~10㎞ 17′23″

10km手前で田野さんの集団に追いつきます。
Glabの山口さんも同じ集団で前の方。
10km通過時点に34分30秒台の電光表示が見えます。
時計を見図に走っていたため、ペースが分かりませんでしたが、思ったほど速くありません。

10㎞~15㎞ 17′29″

11km過ぎにいつも漂ってくる豚骨ラーメンの匂い。
今年は雨のせいかあまり感じることなく通過。
このあたりでAグループでスタート時にダッシュをかました中島さんに追いつきます。
中島さんの『腹が痛い』と話す声が聞こえます。
給水時の交錯や跨道橋の坂で脚を使わいように気をつけます。
13km過ぎたあたりか、自分の左前のを走っていた2、3人の選手が転倒。
巻き込まれかけますがギリギリ難を逃れます。
集団で走る場合には気をつけねばと肝に命じます。
Glabの山口さんが集団の前の方でペースを作り始めます。
再びちょっと苦しい時間帯が訪れます。
その一方で、Glabの岩田さんが楽そうに走っています。
15km通過時に52分ちょっとの電光掲示が見え、あまり貯金できていないことに気づきます。

15㎞~20㎞ 17′36″

まだ中間点にも到達していない20km手前で少し不安になります。
この集団に食らいつかねば福岡に来た意味がないと思って我慢します。
集団で人のピッチを見ながら自分のリズムをつくって気を紛らわせます。
20km通過は1時間9分台。
キロ3分半くらいのペース。

20㎞~25㎞ 17′24″

ハーフの通過は1時間13分30秒くらい。
思ったほどペースが速くなく、A標準の27分切りは無理だなと悟ります。
ハーフを超えたところで、多分、同い年の巨星、平垣内さんを抜きます。
右足太腿にはテーピング。
走りのバランスも悪く、故障なのかもしれません。
給水に一度失敗も雨のため喉が渇かず、給水しない方が楽に。
集団に身を任せて走っていると25km手前で楽になります。

25㎞~30㎞ 17′42″

楽になりかけてきたので、集団の前の方に行きます。
呼吸が楽になってこの区間で少し余裕が出てきます。
折り返してきた先頭集団とすれ違いますが、川内選手は見落としました。
田野さんが前にいなくなり、ペースが少し落ちてきている気がします。
左の臀部の張りが少し強くなり、ハムストリングにも張り。
30km過ぎの折り返し、32km過ぎまではペースを上げるの自重と自分に言い聞かせます。
宮垣さんが同じ集団にいることに気付きます。
走りに集中していて、センター寄りを走っていたため、この区間の給水も失敗。
30km通過時に1時間44分台の表示を確認。

30㎞~35㎞ 17′52″

あと45分ほどの我慢だと自分に言い聞かせます。
ペースが落ちているのか身体は楽に。
左の臀部の張りが少し強くなり、ハムストリングにも張りが気になります。
他の脚の状態は良く、やはりマラソン直前は距離を落とした方がよいと走りながら悟ります。
31kmを超えて折り返し、折り返しの手前で集団がバラけます。
給水を取って、少し離れた前の数人を追いかけます。
35kmは2時間2分台。
働かない頭で2時間半はギリギリ切れそうだと感じます。

35㎞~40㎞ 18′03″

35kmを超えると、キロ4に落ちても30分足らず。
あと少しという気になります。
数人に抜かれる一方、前の人を捉え始めます。
ペースを上げようとすると臀部がヤバい状態。
ギリギリのところで走ります。
37kmを超えた辺りかで前にいた森川さんに追いつきます。
その後、並走しながら前に出ます。
同じ集団で走ってきた2、3人と抜きつ抜かれつをしながら40km通過。
電光掲示で2時間20分40秒位を確認し、2時間29分台くらいかと計算します。

40㎞~finish 8′00″

抜きつ抜かれつを繰り返しながらペース維持。
4、5人くらいが縦列で競技場へのゲートをくぐり、競技場へ。
前には白人選手が見えます。
残り1周で2時間26分を超えた時計の表示が見えます。
誰が誰に指示しているのか、『残り1週80秒で帰ってこい』という声が聞こえます。
後から思うと80秒で帰ってきたら何だったのか。
とりあえずトラックを残り1周。
第1コーナでよろけそうになり、トラックの中に入りそうになったので、少し離れた位置を走りながらラスト100mまで。
28分30秒を超え、ベストが出ると思ってラストスパートしてフィニッシュ。
手元の時計では2時間28分37秒。
正式には、2時間28分39秒のベストでした。

■雑感

雨で寒いためか、走った直後の競技場内に選手は少なめ。
終わってから森川さんと話をしながら即控室へ。
聞けば30kmまではずっと後ろにいたとか。
後ろを見ないので全く気づいていませんでした。
37km辺りで突っ込んでいた森川さんに追いついたと思っていました。

それはともかく、たった4秒ながら自己ベスト。
左臀部の張りが取れないままのレースでしたが、何とか走れました。
ただ、左臀部の張りを取るために、神戸マラソン後、無理をせず、直前の3日間は今まで以上に距離を落としたので、臀部以外の身体の状態は良くなったのだと思います。
マラソン直前の3日間は距離を抑えるべきだと感じました。

一方、福岡国際マラソンに出場して思うのは福岡の方々の応援の温かみ。
大都市の都市型マラソンということもありますが、沿道の声援は終始途切れません。
今回出走したのは400人足らずで、完走者は306人。
雨の中、マカウ選手や川内選手などのトップランナーだけでなく、市民ランナーにまで声援を送って貰えました。
大会の運営に当たった関係者や高校生などの補助作業員も含めて改めて感謝したいです。

■レース後の食事

レース後に控室にあったバナナを1本とみかんを1個。
寒いのですぐに着替えて、歩いてホテルに戻りました。

シャワーを浴びてから少し休養してから6時過ぎに夕食へ。
脚がパンパンに張っているので、遠出する元気がなく、前日と同じ定食屋へ。
豚汁とトンカツの定食と代わり映えしない物でご飯を2杯食べました。
ホテルに帰る前にスーパーでビールとつまみ。
どうしても飲みたいと言う感じでもなかったですが、自分へのご褒美にビールを1本。
ホテルで真田丸を見ながら飲みました。

左臀部の張りが不安材料でしたが、思った以上に走れて僅か4秒ながらベスト。
川内選手が100km走や50km走をこなしたとの記事を見ましたが、ウルトラjogなどを何本もこなしたのはマラソン練習の方向性は間違っていなかったのだと思いました。
ただ、臀部の故障は誤算でした。
これは長い距離を走ったせいではなく、スピード系のポイント練習の際、下りで3分を切るペースでの1km刺激走のせいだと思われます。

一方、今回の福岡国際マラソンでは歳上の化物ランナーの藤野さん、同い年の平垣内さん、清本さんなど高レベルで安定を誇っていた選手もかなり失速していました。
原因は故障かもしれないし、風邪かもしれないし、原因は分かりません。
雨も影響した部分もあるのかもしれません。
ただ、それでも突っ込んで走る姿勢には学ぶべきものがあります。

福岡A標準を切るためにすべきこと。
当然、もっと果敢に突っ込む必要があるのですが、突っ込むためには力が要ります。
自分の場合、もう1段階上のハイペース(多分、キロ5秒くらい)を維持できる力をつける事が必要でしょう。
まずは疲労を抜いて、関門突破のために、ハイペースで突っ込まざるを得ないびわ湖仕様の身体に仕上げていこうと思います。

【12月4(日
  福岡国際マラソン 42.195km
  2°28′39 (Ave.3′31″/km, 3'21/km⇒3'43"/km) 70位
  ※平均心拍数 159bpm
  warming up 10分(2.5km) jog 後半に軽い流し2本

★週間走行距離 151.5km

 ⇒12月4日現在・月間走行距離 83.4km

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2 件のコメント:

  1. いつも読んでいます。
    ランニングを始めてまだ1年ほどの40男ですが、雲の上の人がどんなトレーニングをし、どんなことを考えているのだろう、と興味があっていつも感嘆しています。
    福岡国際、お疲れさまでした。
    今後もブログを楽しみにしてます。

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    1. ありがとうございます。自分の置かれた環境できること、失敗や経験を踏まえて必要なことを自分なりに考えて、今の練習スタイルに至っています。マラソンを初めて5シーズン目ですが、今のところ順調に伸びてきたので方向性は間違っていないのかと思っています。次の目標に向かって頑張っていきますので、よろしくお願いします。

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